箱庭の地球
なんだか気持ちに余裕が無いので,f(^^; 雑ネタです.あれこれのネタは考えているのですが,なかなか取り掛かれませんね...反省.
これは,おそらく真面目に探せばその理論的説明もされているんだろうとは思います.思いますが,探していませんね.:-p
何の話かというと,地形というか,地質現象のフラクタル性についてです.上の写真は,どこかの露頭の前で撮った写真ですが,扇状地のミニアチュアです.おそらく画像の細部を隠してこれだけ見せれば,“ほんもの”の扇状地,つまり数100m~数km以上のオーダーのものとまったく見分けはつかないと思います.似たような話は,海外の堆積学教科書でも見たような気がします.
ただし,上のような場面でも,オーダーが10cm以下になると,おそらくこのフラクタル(スケール非依存)性は崩れてしまうでしょう.地球最大の扇状地は1000kmオーダーに達すると思いますので,10-1m~106mのスケールレンジを持つ,ということになると思います.
ランダムな破壊によるメランジュ構造なんかは,おそらくもっと広いスケール範囲を持つと思いますが,扇状地のようなある意味で systematic な地質体がこれだけ広い範囲を持つということの意味は,ちょっとこれから勉強してみようかとも(ほんとか? ^^;)思っています.
ちなみに右の写真は,スケールに依存せずに見ると,飛行機かなんかから見た山地とその前縁平野の写真にしか見えませんが,実は高さ1mにも満たない単なる土手です.だいぶ昔に撮ったもので,どこのなんだかもう忘れましたが.
2009/07/14 13:01:41