足下の活断層?!(その4)
この話題をあまり引っ張るつもりはないんですが...
先日見た民放ニュースによると,『芙蓉ゴルフ場』で地震のためと思われる斜面崩壊が起こり,クルマが埋まったり,けっこうな規模のような.
で,今日の道新記事によると,札幌管区気象台の調査が入り,この付近の『震度は5弱だった可能性が強い』そうです.
『芙蓉ゴルフ場』というのは,私の自宅のすぐそばで,最初の記事にあげた地図で赤線を引いたところの目の前です.(^^;
もちろん,いくら地震や活断層に素人の私でも,あれが活断層に間違いないとか,地震断層(!!)だ,などとナイーブに主張するつもりは毛頭ありません.なにより,今回の地震の機序と全然マッチしてないわけなんで.
ただ,『盆地・平野の端』というのは,常に構造的な意味を持つ可能性が強い場所であるわけなんで...石狩低地帯の東縁がそうであることは有名ですが,札幌市街地の南西側も,なんか匂いがするな...と感じているところです.
2010/12/04 09:03:19
コメント:
mkawa (2010/12/04 11:02:53)
新しく書くほどでもないので,自己コメントで.
先ほど,自宅の周りをあれこれチェックしてきました.芙蓉ゴルフ場は残念ながら立ち入り禁止になっていましたので,崩壊場所を見ることは出来ませんでしたが,周辺地域の法面・自然斜面・擁壁などに,少なくとも目視で分かるような変状はまったく見られませんでした.
ぶらりと見回っただけで何が分かるんだ?と言われればそうですが,おそらくゴルフ場の斜面崩壊は,なにか別の原因でぎりぎりもっていたものが地震動をトリガにして動いてしまったものでしょう.
体感的にも自宅での震度はどう見ても4に達するようなものではありませんでした.ゴルフ場の近くには里塚霊園がありますが,そこで墓石が倒れたという話もないし.
大曲の学校でガラスが割れた等の被害ですが,あまり地盤が悪そうなところとも思えないので,ちょっと謎です.
コメント:
mkawa (2010/12/17 12:27:40)
もう一つ,某情報源からの情報を.起震断層はやはり東傾斜の逆断層ということで,ガラスが割れるなど被害の大きかった北広島市大曲地区は,その上盤側に位置するため,比較的揺れが大きかったのではないかということです.このような現象は,中越地震でも確認されています.
月寒背斜そのものは私の家の西側を通っていますので,東傾斜なら上盤ということになりますが...
その後気象庁のページで震源の詳細位置を調べたところ,もろに芙蓉ゴルフ場の入り口のあたり,深度は 3 km!! ということでした.3 km の深さにそんな応力たまるような岩盤があるのか...
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