思い出の青雲荘





加納先生のご逝去をきっかけとして,私の地質屋人生の大半を費やした北上山地についての追憶の感が強くなって来ました.そいういうのって『過去に浸るようになったら終わりよ』とも思うんですが,自分にとってやっぱりすごく重要なことかな?と感じています.

この写真は,修士から博士論文の調査で常に宿泊のお世話になった岩手県住田町小府金の『青雲荘』です.近くの住田高校に通う高校生用の下宿だったと思いますが,地元の建設会社の社長さんが始めたもので,私としてはすごく重宝したというか,有難かったです.これがなかったら,大学院での調査は一体どうなっていたんだろう...

私は卒論はフィールドの中にある民家に頼み込んで泊まらせてもらってました.これはまた別に書きたいと思います.で,隣のフィールドを卒論で一緒にやっていたO君が見つけてきた下宿でした.もちろんフィールドから距離があったので,徒歩では無理,原付バイク必須でしたが...それが私のバイク趣味の発端です.

玄関の前にある赤いバイクは,1978年頃に買った YAMAHA DT-250.ごろごろと太いトルクで走るバイクで,どんな急な細い林道(というか作業道)もこれで登ってくれました.

もう十年以上もこの辺には行ってませんが,どうなってるかな...

2009/06/19 13:38:11


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