川流布で土方作業
川流布というか,正確にはその支流の茂川流布川ですが...たどり着いたKT境界看板の下に降りてみると,こうなっていました.これはたしかに,足寄博物館の澤村さんに教えてもらった露頭そのものです.
KT境界のところはちょうど湧き水がちょろちょろ流れており,おまけに空の反射でちょっと分かりにくいですけど,右のでっかい転石のところから左下に伸びる黒い薄層が『KT境界粘土層』です.いや~...実物をこの眼で見れて感激です.
しかし...なんだか露出の幅が小さくて,左下はデブリに覆われています.澤村さんによれば,このままずっと川底にも続くらしいんですが...
このままではあまりにも悲しいので,とりあえずクルマに戻り,緊急用の小型シャベルとビニールサンプル袋を持って露頭に戻りました.あとはとにかく土方仕事です.
石が軟らかいので,掘っても掘っても泥がかぶさってくるので,サンプル袋に川の水を入れて上からジャーっと.これを何回か繰り返すと,かなり見られるようになりました.
もっと掘りまくっても良かったんだけど,腰も痛いし,なにより貴重な露頭をあまり改変するのもまずいかな,と.
それでは,この境界粘土層をよーく見てみよう...で,続く.
2010/10/05 12:35:08