今年の夏あれこれ見たものの一つを．道南乙部町にある貝子沢化石公園です．最初この看板を見ても，なにが化石公園なのか分かりませんでした．周りを見渡してみても，芝生の原っぱとその奥にフィールドアスレチックみたいなものがあるだけで．“露頭はどこにあるのぉ？”そんな感じでした．
ところが．．．そのフィールドアスレチックと見えた構造物が，化石露頭への道（ていうか階段）だったのでした．以前ここの前をクルマで通りかかったときは，そんなことに気づかず，“なにもないなぁ”とそのまま通り過ぎてました．
でもこの階段，少し老朽化していて，建設足場みたいに組み上げられているものなので，ちょっと怖かった．．．
階段をよっこらさと（夏は要ダイエットの私にはけっこうつらい）登っていくと．．．その最上部に，大きさはそれほどでもないけど，こんな化石床の露頭が．
私は瀬棚層というものをあまり丁寧に見たことはないので自信はないのですが，かなり見事なものではないかと思います．貝化石にまったく縁（と興味）のない私には，これらの化石がなんというものなのか分かりませんでしたが，その密集度と，混在している円礫に，強い印象を受けました．いわゆる“掃き寄せ”というものなんでしょうけど，ストームとかの関与はどうなんだろうな？とか思いながら階段を下りたのでした．