炭化樹幹-美々とうきび畑
下に書いた美々とうきび畑露頭ですが...先日(5/29)1年生巡検で行ってみると,こんな立派な炭化直立樹幹が見えていました.
実は 5/10 にここを下見しているのですが,そのときは見えていなかったので,この露頭,かなり安定しているようでけっこう侵食で後退しているんだな...と,ちょっと心配になりました.巡検のときはカメラを持っていなかったので,さっそく次の日行って写真を撮ってきました.次来たとき,まだあるとは限りませんからね...
所有者の農家でも,最近露頭を崩して火山灰を多少採取しているようです.土壌改良かなんかに使うんでしょうか...?
アップで撮ったやつがピンボケで失敗していたので,これは,上の写真をトリミングしてガンマ補正したものです.年輪が見事に見えています.スケールが置けない場所に出ているので,正確にはわかりませんが,直径15 cmといったところでしょうか?
登別なんかでは,もっと太いものが出ているらしいけど,私はこんな立派なものは初めて見ました.多少,感動物です.
あと,上の写真見ると分かりますが,樹幹の周りに,周囲の成層降下軽石層とは明らかに構造の異なった軽石の付着があります.その部分には炭化樹木片も乱雑に含まれています.一体これが何か,かなり悩んだのですが,サージ(吹き付け)でもないようだし...もしかすると,この樹幹上方にはおそらく雨水の浸透と浸食による空洞が空いていたので,それによるパイピングでこんな『衣(ころも)』が付いたのかもしれません...まあ,素人考えですけど.
2010/06/04 10:58:58