中里の瀬棚層不整合





新第三系の不整合シリーズ...なのかな? これはだいぶ前(2001年)に見に行ったものですが,今金町中里北方の後志利別川沿いの瀬棚層基底不整合です.能條ほか(1999)で詳細に記載されています.

黄色い線が不整合面で,その下位の黒松内層は層理がちょっと分かりにくいのですが,手前(下流側)に傾いています.写真が斜めに撮られているので傾斜がきついように見えますが,実際は20度くらいではなかったかと...

その上の瀬棚層ですが,こういうのあまり見たことない私にとっては,実に奇怪なもので...白っぽい大きな礫のように見えているのは,全部『穿孔貝で穴だらけにされたシルト岩のブロック』です.単体サンゴや石灰藻?を含む石灰質砂岩をはさんでいます.やっぱり海進性のものということなんでしょうか?
瀬棚層の層理面と不整合面は写真で見るように明らかに低角で斜交しており,オンラップということのような?

2009/08/25 13:34:28


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