このカテゴリーも久しぶりですね．．．そろそろネタも尽きかけてますが．
赤平市の市街地をちょっと外れたところに残っている建物で，立て坑跡であることが分かります．周りはまだ市街地の名残を残しているので，『地質遺産』という感じがあまりしませんが．
屋上の滑車の部分（何と呼ぶのでしょうか？）ですが，望遠で見ると，小さな緑十字が貼られており，なんとなく胸に迫るものがありました．
この建物自体はもしかしたらまだ何らかの用途に使っているものらしく，中を覗いて見るといったことはできません．
この近くには，もう一つ遺構が残っている場所があります．有名な『ズリ山階段』の入り口のそばで，おそらく選炭場何だと思いますが，こんな（私には）何に使ったものかわからないようなコンクリート構造物が草地の中にひっそりと立っています．
そのそばには，朽ち果てかけたホッパーと思われる建物も残っており，コンクリートの壁に空いた暗い窓枠の穴に，なんだか吸い込まれるような錯覚を覚えました．