ホロピリ湖畔
下のやつは4年位前の写真ですが,こちらは最新のものです.先日の羽幌出張の帰り,立ち寄りました.
沼田町ホロピリ湖畔の炭鉱遺構群です.実はここに炭鉱遺構があることは前から分かっていたのですが,季節は夏だったので,ものすごいヤブの中を道路から歩いていく気が起きず,スキップしていたものです.
今回行ってみたら,季節も良く藪が枯れていたのと,誰がやってくれたのかはわかりませんが,ヤブがきれいに伐開されており,ご丁寧に道順を示すピンクテープまでありました.遺構マニアがやったにしては大胆すぎますので,もしかするとダム湖の堆砂関連の調査でも行われたのかも.
この遺構群は,上の写真見てお分かりのように,かなりの面積にわたってさまざまな遺構が残されており,まさに遺構群となっています.これは道路から見ているときには分かりませんでした.
右の写真は,おそらく選炭施設のあとだと思いますが,その中に入って撮ったものです.私は普段は,こういう遺構の中に入ったり,残留物を仔細に写真に撮ったりはしない主義なので,ちょっと珍しいのですが.
左は,おそらく給水塔でしょうか? それとも? 炭鉱施設に疎い私には,ちょっと分かりませんが,遺構として実に素晴らしいものだと思います.
下にちょこっと写ってる標識ですが,『堆砂横断基準点』となっています.そういったダム維持関係で時々この周辺が調査されているのかもしれません.
この遺構群の下(ダム湖の中)には,浅野炭鉱の町並みがあったらしく,Google Earth で見ると,街区跡などが見えています.
ちなみに,Google Earth でこの周辺を見ていたら,山の中に『団地建物群』らしいものを見つけてしまいました.おそらく昭和炭鉱のあとだと思われます.いずれ行ってみたいと思いますが,いろんな意味でけっこうヤバそうだ.
2010/11/04 12:28:32