惣芦別川タービダイト
たまには蝦夷層群のことも書いておかないと,自分が蝦夷層群の研究者だということを忘れてしまいそう.f(^^;
この露頭写真は,今年の7月に崕山石灰岩を撮影に行ったときに取った芦別市惣芦別川林道のタービダイト露頭です.山岡さんのジープで走っていたら,見事な露頭だったので止めていただいて撮りました.
けっこう立派な上方厚層化シーケンスが認められるので,なんか小さなローブでも見ているんでしょうか?
さてこの写真どこで撮ったのかとカシミールで確認してみると,この地点でした.いや~...GPSというのは素晴らしい.でもカシミールって,画面では表示されている写真のサムネールをコピーしてくれないんですね.
Takashima et al. (2004)の地質図を参照すると,この地点に分布するのは,佐久層白金泥質砂岩部層ということのようです.
で,この露頭写真見ているうちにどことなく記憶が...と思ったら,こんな写真が出てきました.1991年夏に地鉱教室有志で行った蝦夷層群巡検の一こまです.当時はまだ崕山の立ち入り規制が行われていなかったので,普通の入林許可で入れたんですね.それにしてもこのころは教室でこんな規模の巡検を思いつきでやってたんだな...と思うと感無量です.真ん中手前に立っているベストを着たひょろりとした人は,どうもその雰囲気からして,巡検首謀者の一人だった(?)植田勇人君ではないかと...
どうでもいい話ですが,この写真良く見たら,道の向こうにいる一団の中にスカート姿の女性がいるのを発見してしまいました.うーん...まったりしているというか,誰なんだろう? 雰囲気からすると“あの人(M.H.さん)”みたいな感じもしますが...分かりません.
もっとどうでもいい話ですが,このすさまじい解像度の白黒写真,某学会の支部報に掲載したものですが,誰がどのようにして撮ったものか,記憶がありません.私が撮ったんだとすれば,一眼レフにリバーサルのはずなので,どこかに原版があるはずなんですけどね...
2009/11/25 11:09:13