夕張岳Bird's View
下の記事読んでいたら,なんだか勤務先のカシミールで遊んでいるみたいにも見えてしまいそうなので...(^^; 名誉回復書き込みです.
この図は,北海道中軸部の第三紀圧縮テクトニクスを解説するためにカシバードで作ったものです.馬追丘陵上空15,000mという,もはや Bird's Eye なんて言えない高度ですね.
赤矢印は,別のカテゴリで紹介した大夕張ナップです.黄色矢印は,川端層の珪長質凝灰岩の山稜部が作る明確なリニアメント.幌向川あたりを見ると,地質屋だったらぞくっと来るはず.ピンク矢印は,夕張岳-芦別岳の東南部に発達する大規模なリニアメントです.これはおそらく断層.もしかすると横ずれかもしれません.オルソで見ると,多少雁行配列していますので.右横ずれ??
それにしてもカシミール+カシバードの威力は凄まじいです.このような地球科学的イメージが,地質屋の机の上に自由自在に得られる時代が来るとは思っていませんでした.
もし万が一,カシミールがなくなっちゃったら,私は一体どうすればいいんでしょうね...?
2010/01/19 14:28:09