VB2008のコントロール





VB6 にあって VB2008 にないもの...私が使ってきたものの中にまだありました.一部のコントロールです.しかも大事な.それは UpDown コントロールと Slider コントロール.いずれも,VB2008 の移行ウィザードでは自動変換が行われないとか,問題が発生しますので,手作業での移行が必要になってしまいます.

前者はまあ救われます.UpDown コントロールは VB2008 では NumericUpdown と名前を変えており(上図の上),しかも『値表示部が一体になっている』という改善を受けています.そのため,VB6 では値表示用のテキストボックスを用意して,その内容を反映させるためのプロシージャを書いてやる必要がありましたが,それが必要なくなり便利になりました.なんで VB2008の移行ウィザードで自動移行しない用になってるのか?

ところが,Slider コントロール(上図の下),これはちょっと厄介です.VB2008の移行ウィザードで自動的に新しい?コントロールに変換されるのは良いのですが,その挙動が超不審です.変換後のフォームデザインで該当コントロールをマウスで選択することができません.プロパティリストから選択することは可能なんですが,なぜか削除することができない...(?_?) これは VB2010 でも同じでした.
どうも,古い形式である COM(ActiveX)コントロールであることが一因かと推察されるのですが,どうにもなりません.

ネットであれこれ検索していたら,初期画面には表示されない TrackBar コントロールというのが後継のコントロールらしいのが分かりましたが,自動移行してくれないので...Slider の最大最小値や変化幅など,メモ書きしておいて,手動で移行するという困ったことに.数が多いと目も当てられません.
なおこの TrackBarコントロール,最初『高さが設定できない!』と(フォームに収まらないので)焦ったのですが,Autosizeプロパティをデフォの Trueから False に変更すると高さを縮小できるようになります.いやはや.

2015/03/03 13:24:47


カテゴリー目次へ戻る
トップページへ戻る