下のガジェット記事画面の左にちょこっと見えているので，それつながりということで．
このソフトのことはいつかどこかに書こうと思っていました．UCPW for WIN32 というフリーソフトです．作者は H.Inaba さん．
何をするソフトかと言うと，いわゆるファイルバックアップソフトで，ユーザ作成のスクリプトファイルにしたがって，所定のフォルダを同期しながら他メディアに書き出すというものです．
はっきり言ってそういうソフトは世の中に五万とあるわけで，私も三万（嘘）は試しました．しかしこの UCPW はその柔軟性というか，結局これが私にはベストでした．
で，いったい何を書きたかったというとこのソフト，『もっのすごく古い！！』んです．最終バージョンは 1.10f．もうとっくに開発が終わっていて，作者さんもネットから姿を消しています．．．と，思います私の知る限り．m(__)m
実行ファイルのタイムスタンプを確認してみると，なんと！ 1997/01/09！！ 要するに12年以上前のソフトなんですね．しかし，Vista でもちゃんと（互換モードにするでもなく）動いています．元々は確か（記憶では）WIN 3.1 の頃からのソフトだったと思うので，大変なものです．
WINDOWS XP からは Program Files 配下に置くとスクリプトが動作しないとか，あまりに長いファイル名はバッファがあふれてハンドリングできないとかの問題が出ていますが，基本動作に問題はまったく無いので，私は業務用にも自宅でもいまだに使っている，というわけです．
思うに，こういう（私にとっての）長寿ソフトというのは，そのアーキテクチャというか基本設計がすごく優れているんだと思います．だから陳腐化しない．要点をものの見事に抑えているソフトなんですね．H. Inaba さんという方はすごい才能のある方なんだと思う．．．Nifty の会議室で話を交わした記憶がありますが，確かどこかのお医者さんではなかったかと．
とにかく，many thanks!! H.Inaba さん．まだ私は使ってますよ～．．．