豊浜のスキーム
こういうのはネットに公開するのはどうかとも思ったんですが...もう終わった話だし,なにより『嘘間違いを書いているつもりは毛頭ない』ということで,堂々と.私もそろそろ研究者人生の終わりが遠くに見え始めてきたので,今書いておかないと永久に,という可能性もあるわけで.:-p
このスキームは,事故調査委員会の終盤頃に地質担当幹事として委員会に提出したものです.当初は,分かりやすいと評判がよかったのですが...結局“誤解を招きかねない”ということでボツになってしまいました.あ,別にそれを恨んでいるとか言うことはないです.(^^; ただ,ボツにするには惜しいと素人ながら勝手に思い込んでいるので,学生の授業で使っています.
どうなんですかね...これは現実を知らないトンネル岩盤素人のたわごとなんでしょうか...?
おそらく...て,ますますアブナイことを書いてしまいますが,事故予見性という観点から言うと,剥離面上部の真ん中にあった“湧水部”(私は Lion Mouse と呼んでいます)から上にあったはずの変色した既分離部が通常の道路点検等で認識可能だったかどうかだと思います.
単純に考えてそれはどう見ても無理だった...ということではないのかと.その点は,調査委員であった故渡辺暉夫さんとは,最後まで意見は合いませんでした.
あれから13年...
2009/04/08 13:40:18