災害地質屋の肖像





タイトルは(半分)ジョークです.息抜きネタ.

これは某委員会の岩盤部会長として行った,一昨年の岩手宮城内陸地震の地盤被害調査の際に撮ったものです.場所は有名な国道342号線の『祭畤(まつるべ)大橋』です.地震発生当時,私は家でTVを見ていましたが,最初に『国道落橋』という一報が入ったのがこれでした.

要するに,橋のかかっている一方の斜面(写真の向こう側)で大規模な地すべりが発生し,そのため橋脚の間が開いてしまい,落橋したものです.手前側の破損部は,その際向こう側から橋端の構造(専門的になんというものか知らず)が押されて出来たもので,アスファルト路面に数十cmの盛り上がりが出来ていました.

...て,この写真のテーマはそういうことではなく,それを見つめる『災害地質屋の肖像』です.某H社のOさん,後姿勝手に撮ってごめんなさい.

それにしても,絵に書いたような地質屋の格好だな...この写真見るたびにいつも感心しています.
作業服に長靴・布製調査カバン・ESTWINGのハンマー・ヤブこぎ用?ナイフ・首にはタオル・バンダナ・二本線入りヘルメット・右腕のポーチにはGPS.

地質屋に未来あれ!

2010/04/06 15:10:02


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