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蝦夷層群下部層準は一般にタービダイトを特徴とする斜面堆積体であるが，ストーム成と判断される含貝殻片礫岩（写真左）を挟む場合がある（鳴島ほか，2008）．貝殻片はおもにトリゴニア類で（写真右上），カキ類も多く含まれる（写真右下）．礫種は古期付加体構成岩類と偽礫状の石灰質泥岩を主体とする．全体に不淘汰で乱雑であり，ストームの影響で浅海域から流下した土石流堆積物の可能性がある．2003年10月撮影．日高町滝の沢．
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