滝の上層シルト岩(スケールから上)と蛇紋岩体(下)との接触部.両者の間は密着しており,シルト岩は変質して白色・硬質になっている.このような関係はある意味 enigmatic なものであるが,変質を伴う構造的接触関係ではなく,規模の大きな(最低でも 10 m オーダーの)蛇紋岩のスライドブロックとシルト岩との堆積包有関係と考えられている(加藤ほか,2003).中新世の北海道中央部で,蛇紋岩体の上昇と堆積盆の分化を伴う何らかの構造運動が起きたことは疑いようがない.2003年10月撮影.厚真町ショロマ川.
Photo album created with Web Album Generator