材木沢の不整合

photo82.jpg

教科書に出てくるような見事な傾斜不整合露頭.下位の傾斜層は新第三紀鮮新世~第四紀前期更新世の材木沢層で,成層砂岩と礫岩の互層からなる.上位にある水平層は第四紀更新世の伊達山層で,基底礫層が凹凸を持った不整合面で材木沢層を覆っている.下位層と上位層の時間間隙はそれほど大きなものではないので,下位層の傾斜にはフォアセット層の初生的傾斜が含まれるているのかもしれない.露頭最上部は火山灰質砂層のように見えるが詳細は不明である.2023年8月撮影.当別町材木沢.

Photo album created with Web Album Generator   - fully customized by M. Kawamura