チロロの巨石

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日高町千呂露(ちろろ)川沿いの三島集落跡の先にペンケユクトラシナイ川を渡る橋がある.そのたもとの草地に山桜の老木が立っている.その脇に横たわっているのが『チロロの巨石』である(写真上).長さは約 8 m で平板状の巨石である.梯子がかかっているので上に上がると,岩石は珪質で青みを帯びた色が特徴的な神居古潭帯(白亜紀付加体)の青色片岩であることがわかる(写真下).沈み込む海山体周辺の深海堆積物が低温高圧型の変成作用を受けたものと考えられるが,実際に低温高圧型の青色Na角閃石を含むかどうかは確認されていない.巨石の脇に設置された説明板などによると,昭和40年代に八紘学園理事長栗林元二郎氏が巨費を投じて上流から搬出したもので,その大きさと重さ(約 200 t)のためにこの場に放棄されたものらしい.採取場所は不明であるが,西方に分布する蛇紋岩体の中と推測される.2010 年 8 月撮影.

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